マンスリーマンションの利用にかかる費用の内訳をチェック!

     
公開日:2023/02/15  

建物長期出張やリフォームの仮住まい、受験の際の拠点など、1か月以上の滞在予定があるときに、ホテルよりもリーズナブルなマンスリーマンションを利用する方は多くいます。ここではマンスリーマンションの利用を検討中の方に役立つ、利用にかかる費用や内訳、相場、安く抑えるポイントをご紹介しましょう。

マンスリーマンションの利用にかかる費用の内訳

マンスリーマンションの利用費用は、入居前に一括で支払うことが多いです。費用には賃料のほか、水道光熱費、管理費、清掃費、インターネット代、鍵交換費などが含まれています。マンスリーマンションは一般の賃貸物件と違い、敷金や礼金はありません。

仲介手数料や管理費は必要なマンションと無料のマンションどちらもあります。水道光熱費は、1日あたり700円~800円程度で定額制としている物件が多いです。入居者が増えると水道光熱費も高くなります。

たとえば、基本の水道高熱費が1日あたり800円のマンスリーマンションに2人で入居すると、2人目分として通常の水道高熱費の半額にあたる400円が加算され1,200円になるといったシステムにしている会社が多いです。清掃費は1か月あたり1,000円台から1万円近くまで、会社によってまちまちです。

居住中に設備に傷をつけたり、備品を壊したりした場合は、原状回復費用が別途請求されることもあります。鍵交換費用はシリンダー錠などであれば安全性を確保するために必ず必要になります。

ただし、最近では電子錠などを利用することで、鍵交換費用を求めないマンスリーマンションも増えてきています。ほかにも布団やポケットWi-Fi、IHクッキングヒーターをはじめとしたキッチン備品などをレンタルオプションにしている物件もあります。

一見賃料が安く見える物件で、オプションやその他の費用が多く結局高くついてしまったというケースもあるので気を付けましょう。マンスリーマンションを選ぶ際は賃料だけでなく、入居した際にかかる総額を確認することが大切です。

マンスリーマンションの家賃相場

マンスリーマンションの家賃はエリアや広さでも変わります。価格だけを重視して物件を選んでしまうと、不便な立地で快適に生活できないということにもなりかねません。通勤や通学、買い物など日々の暮らしも考慮して物件選びをしましょう。こちらでは、国内主要エリアの家賃相場をまとめました。

東京のマンスリーマンションの家賃相場

23区内の中心地では、1日あたり10,000円前後が相場です。立川など中心地から外れれば東京でも1日5,000円台の物件もありますが、23区内では港区や新宿区、渋谷区などと葛飾区、江東区でも賃料はほとんど同じです。

静岡のマンスリーマンションの家賃相場

中心地では、1日あたり3,000円台~が相場です。リーズナブルなマンスリーマンション物件も多く、掘り出しもの物件を見つけられる可能性は大いにあります。

名古屋のマンスリーマンションの家賃相場

中心地である栄のマンスリーマンションは、1日あたり5,000円前後が相場です。伏見駅近くなら1日あたり3,900円、矢場町駅近くなら1日あたり2,400円とリーズナブルな物件も多くあります。
大阪のマンスリーマンションの家賃相場

中心地で1日あたり4,000円台~、中心地から少し離れていても便利な京橋駅周辺で1日あたり2,100円、塚本駅近くで1日あたり2,600円など安く、物件の数も多いです。

福岡のマンスリーマンションの家賃相場

天神駅など中心地の物件は1日あたり6,950円、少し離れた呉服町の物件は1日あたり3,150円、箱崎駅近くの物件は1日あたり2,400円程度です。

沖縄のマンスリーマンションの家賃相場

那覇空港近くのエリアは1日あたり8,500円と高いです。小禄駅や旭橋周辺では1日当たり4,000円前後となっています。

マンスリーマンションの利用費用を安く抑える方法

マンスリーマンションの費用を抑えるためには、当然ながら賃料の安いマンスリーマンションを探すことです。通常の賃貸物件と同様に「駅から遠い」「部屋が狭い」「ユニットバス」などの部屋は賃料が安め。逆に「駅から近い」「浴室乾燥機付き」「オートロック」「バストイレ別」といった物件の賃料は高めです。

どの程度の期間滞在するのか、どの点は妥協できるか考えて物件選びをするといいでしょう。マンスリーマンションの運営会社によっては定期的にキャンペーンを行っていることがあります。キャンペーンの内容は賃料や清掃費、オプション費用が半額になるなどさまざまです。

キャンペーン開催中のマンスリーマンションがないか探してみるのもいいでしょう。また、仲介手数料、鍵交換代、寝具やキッチン用品、Wi-Fiなどは無料のマンスリーマンションもあるので、なるべく諸費用やオプションの少ないところを選ぶといいでしょう。最初からひとつの物件に決めてしまうのではなく、複数の候補を探して比較検討するのがおすすめです。

まとめ

マンスリーマンションのエリアごとの相場や費用の内訳を把握していると、比較検討もしやすくなります。利用時に、賃料以外にどの程度費用が発生するかは会社によって異なるので、細かくチェックしておきましょう。マンスリーマンションは入居時に契約書を交わすので、内容をしっかり読み理解しておくことも大切です。こちらで紹介した内容を、自分にあったマンスリーマンション選びに活かしてください。

 

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