マンスリーマンションのゲストハウスタイプとは?違いを解説!

     
公開日:2023/10/15  

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マンスリーマンションのように、短期滞在できる物件の1つにゲストハウスがあります。マンスリーマンションとゲストハウスではさまざまな違いがあり、目的などに応じた使い分けが必要です。ここではゲストハウスについて、マンスリーマンションと比較しながら解説します。また、ゲストハウスタイプのマンスリーマンションについても紹介します。

マンスリーマンションとゲストハウスの違い

マンスリーマンションは、月単位で契約する短期滞在用の物件です。単身者向けの賃貸マンションから転用された物件が多く、外観は普通のマンションとほとんど変わりません。最短契約期間は1か月となっています。

ゲストハウスは、もともと母屋の外に建てられた訪問客用の宿泊施設に由来しています。住むというより滞在することが目的とされることも多く、賃貸物件に住むには短く、ホテルなどに滞在するには長い期間の滞在に使われる場合がほとんどです。

マンスリーマンションとゲストハウスの共通点

マンスリーマンションとゲストハウスの両者には、家財道具が一通り揃っているのが共通点です。また、備えつけのキッチンで自炊したり洗濯をしたりなど、寝泊り以外にもある程度の生活が送れるような設備が備わっています。

両者の違い

また、マンスリーマンションとゲストハウスには、さまざまな点で違いがあります。まず、利用するための契約ですが、マンスリーマンションは「定期建物賃貸借契約」の締結が必要です。契約当初より滞在期間を延長する場合は、契約を締結し直す必要があります。

一方、ゲストハウスは賃貸借契約が不要で、予約だけで滞在できるようになっています。もっとも大きな違いは居室です。マンスリーマンションは、マンションの1室がすべて入居者の居室となっています。

ゲストハウスは1室を複数人でシェアする形態が一般的です。シェアルームをイメージするとよいでしょう。入居できる人数にも違いがあります。マンスリーマンションはもともと単身向けのマンションということもあり、1人入居の物件がほとんどです。

最大でも2人という物件が多く見られます。ゲストハウスは、部屋によっては3~4人で利用できるケースもあり、家族での滞在も可能です。また、洗面所・キッチン・洗濯機・シャワーなどの水回りの使い方にも違いがあります。

マンスリーマンションの水回り設備は入居者専有ですが、ゲストハウスでは共用他の滞在者とシェアするケースが一般的です。

ゲストハウスタイプのマンスリーマンションもある

マンスリーマンションのなかにもゲストハウスタイプがあります。ゲストハウスタイプの場合、従来のゲストハウスと同様に、1つの部屋をシェアする形態であるのが一般的で、3~4人の複数人数で滞在できる物件もあります。

通常のマンスリーマンションと同様、マンスリーマンションの運営会社で取り扱っています。ゲストハウスタイプの場合は入居ではなく「チェックイン」を行ってから利用を開始する仕組みです。

チェックインはマンスリーマンションの運営会社で受け付けており、営業時間内のチェックインが必要です。

ゲストハウスタイプのメリット・デメリット

ゲストハウスタイプのマンスリーマンションには、一般的なマンスリーマンションやゲストハウスとも違う点があります。ここでは、ゲストハウスタイプのメリット・デメリットについて、一般のマンスリーマンション・ゲストハウスと比較して紹介します。

ゲストハウスタイプのメリット

シェアハウス感覚が味わえるのは、一般のマンスリーマンションならではのメリットと言えるでしょう。人とコミュニケーションを取りたい人におすすめです。

また、マンスリーマンションは2人までしか滞在できませんが、ゲストハウスタイプのマンスリーマンションは3~4人まで滞在できる物件もあります。長期旅行の滞在先やリフォーム中の仮住まいなど、大勢で滞在する必要がある場合に便利です。

館内の設備が充実しているケースも多く、無料のWi-Fiに対応している物件がほとんどです。通常のマンスリーマンションでは、インターネット回線は利用できてもWi-Fiにまでは対応していないケースもあり、スマホ・タブレットなどを無線で使う機会が多い人にも向いています。

シャンプー・コンディショナーといったアメニティや調理器具なども完備されている物件も多く見られます。

ゲストハウスタイプのデメリット

シェアハウス感覚を楽しめる一方で、完全個室ではない点はデメリットにもなりえます。活動時間なども他の利用者に配慮する必要があるうえ、手荷物の盗難などのトラブルが発生する可能性も考えられます。

また、水回りの設備は、専有のキッチンが備えつけられている物件もあるものの、シャワーやトイレなどは共用であると考えておいたほうがよいでしょう。家族や友人などが訪ねてきても、外部からの来客の受け入れができない物件もあります。

くわえて、予約だけで利用できるゲストハウスと異なり、貸主と契約する必要があります。一般のゲストハウスと比べると、利用にあたっての手軽さに欠ける点は念頭に置いておきましょう。

まとめ

通常の単身用マンションを短期滞在用に転用したのがマンスリーマンション、シェアハウス感覚で一時滞在できる施設がゲストハウスです。いずれも短期滞在に利用する物件ではあるものの、マンスリーマンションは居住用のマンション、ゲストハウスは宿泊施設の延長として考えるとよいでしょう。マンスリーマンションのなかには、両者の中間のようなゲストハウスタイプもあります。賃貸借契約が必要となるため、一般のゲストハウスより手軽さに欠ける一方で、マンスリーマンションにはないシェアハウス感覚を味わえる楽しみもあります。ゲストハウスの利用も検討に入れる場合は、ゲストハウスタイプのマンションの利用も視野に入れるとよいでしょう。

 

 

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