マンスリーマンションが一時的な滞在先として人気な理由とは?
出張の滞在先として多く利用されるビジネスホテル。長期出張となると気になるのが、その快適さや費用ではないでしょうか。ビジネスホテルは窓や照明が少なく、その閉鎖感が苦手な方もいらっしゃるかと思います。そこでマンスリーマンションを滞在先に選択する人が増えています。本記事ではマンスリーマンションが人気の理由を詳しく紹介します。
人気の理由1:設備が充実している
一般的にビジネスホテルは、小さめの部屋にベッドとテレビ、小さなテーブルと椅子、最低限の備品が置かれ、ユニットバス付きといった部屋が多いです。数日間滞在するには十分かもしれません。
しかし、長期出張で利用するサラリーマンにとって、仕事を終えて帰ってくる場所としては少し窮屈に感じたり、自宅のようにくつろげないと感じたりする人もいらっしゃるかと思います。
一方、マンスリーマンションはゆったりくつろげる広さの部屋に、家具や家電が備え付けられています。
例えば、洗濯機やアイロン、掃除機、炊飯器、調理器具といった生活には欠かせない家電が用意されているところもあります。
また、部屋で仕事をする人にはありがたいプリンターやスキャナーまで備わっている部屋もあるため、必要な方は契約前にチェックしておきましょう。
ホテル暮らしでの洗濯は、コインランドリーやランドリーサービスを利用しなければならなかったり、食事は外食ばかりになって栄養が偏ってしまったりと、不便なこと・不都合なことも多いでしょう。
しかしマンスリーマンションでは自分で毎日洗濯ができ、また食材を用意すれば自炊も可能なことから、食費の節約にもつながります。自宅マンションで暮らしているかのような、普段と変わらない生活が送れるようになります。
人気の理由2:セキュリティがしっかりしている
不特定多数の人が出入りするホテルは、セキュリティ面が心配と感じるかと思います。
セキュリティボックスは備え付けられても、当然自分がいない間に客室清掃のために部屋に入られることもあります。
マンスリーマンションはもちろん他人が部屋に入ることはなく、通常のマンションと変わらないセキュリティ対策が施されていることが多いため、心置きなく過ごせます。
エントランス、エレベーター、通路といった共用部分には監視カメラが設置されており、オートロックはもちろん、部屋にはモニター付きインターホンも付いているのが一般的です。
部屋の鍵に関しては、入居者が頻繁に入れ替わるマンスリーマンションでは、電子ロックが採用されていることが多いとされています。
特に女性は、知らない場所での生活は不安が大きいものです。もっとセキュリティが万全なマンスリーマンションを利用したいという方であれば、女性専用のマンスリーマンションを利用しましょう。
マンスリーマンションは一時的な滞在先。近所付き合いはほとんどなく、隣の住人が男性だと不安を感じるという方いるかもしれません。
そんな方も、女性専用の物件を利用すれば、管理人が24時間常駐している場合も多く、不審者が近づきにくいのも特徴です。女性専用の物件ということから、もし男性の出入りがあった時にも気づきやすいでしょう。
人気の理由3:簡単に入居できるうえにコストが安く済む
マンスリーマンションのそのほかの特徴として、賃貸マンションのような敷金や礼金、仲介手数料がない点が挙げられます。敷金・礼金というと、一般的に何十万と支払うものというイメージがあるかと思います。そこで、初期費用がかからないのは大きなメリットといえます。
また、生活に必要な設備が備え付けられていることから、家具・家電を購入する必要もありません。
ホテル暮らしでは自炊が難しいのに対し、マンスリーマンションでは外食に頼ることなく自炊が可能です。食費の面から見ても、マンスリーマンションの方がコストは少なく済むでしょう。
また、気になる家賃は都市部、郊外によっても異なります。家賃には光熱費や管理費、寝具や備品代が含まれた金額が設定されていることも多く、1か月8~18万円程度とされています。
ビジネスホテルは1日5,000~9,000円ほどで利用できますが、1か月連泊すれば15~27万円ほどにもなります。
ビジネスホテルの家賃は賃貸マンションに比べやや高めに感じるかもしれませんが、水道高熱費込み、敷金・礼金なし、家具家電付きと考えれば、一概に高すぎるとはいえません。今や生活に欠かせないインターネット回線も利用できる物件が多く、入居準備なし、手荷物だけで入居できます。
さらに、入居手続きもホテルを予約するように簡単です。予約フォームから予約を行い、手続きや支払いもクレジットカードを使用すれば、ネット上で完結できるのがポイント。簡単に入居できて、コストも安く、自宅と同様の生活が叶うとなれば、マンスリーマンションを検討する価値はあるかと思います。
まとめ
長期出張や研修といった仕事の都合で、連泊を経験したことがある方もいるでしょう。知らない地で長期間寝泊りするとなれば、少しでも快適に過ごしたいものです。マンスリーマンションは入居手続きも簡単、コストも抑えられ、何よりも広く、設備の整った快適な部屋で過ごせるのがメリットです。しかし、家電や家具の破損には十分な注意が必要でしょう。また、マンスリーマンションは入居前に内覧ができない・内覧自体行っていないケースもあります。周辺の交通機関、スーパーが近いといった立地条件についてもしっかりチェックしておくことが大切です。一時的な滞在先として有効なマンスリーマンション。ビジネスホテルでの連泊に窮屈さを感じている方はぜひ、利用してみてください。